ダル突然の大変身で自己最多15Kも4敗目、日本ハム3連敗 [日本ハム]

ダル突然の大変身で自己最多15Kも4敗目、日本ハム3連敗

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 (パ・リーグ、日本ハム1-2楽天、17回戦、日本ハム11勝6敗、25日、札幌ドーム)ダルビッシュが9回2失点(自責点1)、自己最多タイの15三振を奪いながらも味方の援護がなく、7月30日以来となる4敗目。日本ハムは楽天に3連敗を喫し、首位・ソフトバンクとのゲーム差は「5」に広がった。

 突然の大変身だ。これまでセットポジションから投球していたダルビッシュが、この日からワインドアップに変えた。

 1メートル96の身長が振りかぶることで、さらに大きく見える。ボールにも力があった。一回だ。先頭の松井稼への初球が国内自己最速タイの156キロを計測。そして、力のない一飛に打ち取った。

 「常に向上心を持って取り組んでいます」というエース。二回に横川とガルシアに直球を打たれて1点を失ったが、失点後は鋭い変化球でカウントを稼ぎ、三回、四回と3者凡退。七回までに13三振を奪ってみせた。

 変身の理由について吉井投手コーチは「ずっとセットポジションで投げてきましたが、この間のブルペンで振りかぶって投げたら、いい感触だったんでしょう」と説明。「振りかぶった方がリラックスして投げられると思うし、ダルビッシュがそうやって投げるところ前から見てみたかった。わしの長年の夢がかないました」と続けた。

 ダルビッシュはワインドアップだけでなく、サイドから150キロ超の快速球を投げ込むなど、自由自在の投球を披露。確実にゲームを支配し、味方の援護を待った。

 しかし八回、先頭の嶋に中前安打で出塁を許し、犠打と二ゴロで二死三塁。ここで内村を打ち取ったが、三塁の小谷野がファンブルし不運な決勝点を献上。自己最多タイの16勝目はならなかった。

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