巨人9点快勝!ラミ同点打、トーレスは来日初勝利 [巨人]

巨人9点快勝!ラミ同点打、トーレスは来日初勝利

 (セ・リーグ、巨人9-2横浜、9回戦、巨人5勝4敗、28日、東京ドーム)巨人は2点を追う五回にラミレスの適時打などで逆転すると、八回には一挙5点を奪って横浜を突き放した。トーレスは5回2失点で来日初勝利を飾った。
 何度もプロ初勝利を献上するわけにはいかない。五回一死二、三塁。ラミレスが来日初先発となる横浜・リーチからフェンス直撃の左越え2点適時打を放ち、同点に追いついた。
 「ギリギリでも本塁打になるかと思ったんだけどね。けがから復帰後、1本目の安打がいい場面で出てうれしいよ。横浜戦では打てていなかったので、久しぶりにいい当たりが出て気分もいいね」
 今季は広島の今村、D1位・福井(早大)、新外国人右腕・サファテ、横浜の真下、D5位・大原慎(TDK)、ヤクルトのD2位・七条(伯和ビクトリーズ)、中日の新外国人左腕・ソトと実に7投手にプロ初勝利をプレゼント。“初モノ”にめっぽう弱かった。
 しかし、リーチについては「長身から投げてくるボールに角度はあるけど、細かい制球という面ではまだ定まっていないね」と吉村打撃コーチ。その分析通り、五回、一死から四球で坂本が出塁。この日「2番・二塁」でスタメン出場した寺内が右前打でつなぎ、ラミレスの同点打を演出した。
 なおも二死一塁から高橋由が四球で二死一、二塁とすると、リーチの暴投で二、三塁。さらにフィールズの振り逃げの間に4-2と勝ち越しに成功し、リーチを五回途中4失点でKOした。
 暴投による自滅ながら、苦手にしてきた初対戦の相手を攻略。巨人が試合を有利に運んだ。


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